東京・港区青山の骨董通りにある「すし玲」は、おかげさまで11月1日に2周年を迎えることができました。これもひとえに、今日までご愛顧いただきました皆様のおかげです。改めて御礼申し上げます。

オーナーである諏訪 秀一からのメッセージをご紹介いたします。

力強く意思のある題字も、食を盛り立てる優美な器も、酒の真価を堪能できる酒器も、寿司の名パートナーの酒や茶も煌びやかでありながら居心地の良い空間も、革新的で人を魅了する力のある現代アートもーーー すべての要素が重なり、「すし玲」が在ります。どのピースが欠けても成立いたしません。

ここ最近はオールインクルーシブ、明朗会計の鮨屋は乱立状態にあり競合は増えておりますが、そのなかで3年目を迎えられることは、本当に有難いことです。
肉やキャビアなどの豪華食材によらず、魚に対し職人の技をかけてネタを極め、17年の江戸前鮨の下積みによる技で寿司の真髄を提供するよう努めております。

“日本の寿司と文化を世界に”「すし玲」は、寿司職人として世界で活躍していた井上修一さんの突然の逝去により、彼が果たせなかった志をオーナーの諏訪秀一と大将の永井玲央也が継いでスタートした挑戦でした。これは、「恩送り」という考えが原点にあります。

恩返しは、受けた恩を受けた人に返すこと。恩送りとは、誰かから受けた「恩」をその人に返すのではなく、その「恩」を別の方に送るという考え方です。これからも、井上さんの遺志を継ぎ、この店から「恩送り」を紡いでいけるよう私も全力でサポートして参ります。今後ともよろしくお願いいたします(諏訪 秀一)

年内のご予約が埋まりつつありますので、お早めにどうぞ!